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佐々木敦の批評ブログ
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2007年 09月 30日

日誌

・京都は小雨が降り続けている。そして薄ら寒い。あまり睡眠が取れなかった。
・京都駅で福永信さんと待ち合わせ。折角なので僅かでもお目にかかれたらと直前にメールをしたら返信があり、対談は時間的に無理だけど翌日の午前中なら空いている、ということで。タイミングがよかった。実は直接、顔を合わせるのは結果として最後になった去年のSFCの講義に来てもらって以来なので一年ぶり以上なのだが、その後もメールでのインタビューがあったり別件でやりとりをさせていただいたりしていて、なんだか久しぶりの感じがしなかった。福永さんの案内で駅地下街の喫茶店に入り、ついつい話し込み、ふと気付いたら四時間が過ぎていた……福永さんお忙しいところすみませんでした!。でもすごく刺激的で楽しかったです。
・とはいうもののカラダの方はかなり疲労困憊していて、喋りながらも無意識に瞼が落ちてくるのだった。。や、やばい。福永さんに「佐々木さんは八本足のタコですね」と言われたけれど、自分でも完全な並列分散処理型(山本精一さんと同じ様に)だとは思うものの、さすがにそろそろ肉体的な限界が。
・帰りの新幹線の中で、小森健太郎『探偵小説の論理学』を読んだ。副題は「ラッセル論理学とクイーン、笠井潔、西尾維新の探偵小説」。フラグ立てまくりという感じですが。この本にも再録されている「CRITICA」の論文で、『ひぐらしの鳴く頃に』と石持浅海を繋げて論じていたのはとても説得的だった(とりわけ『水の迷宮』に対する倫理的な批判?は僕的にはかなり同意できるものだった。但しミもフタもなく言えば、ミステリの大半ではどうしたって人死にが有らざるを得ないということを如何に倫理的に処理するか(或いは無視するか)という問題は、そもそもミステリというジャンルの大元にかかわるものであり、『水の迷宮』等における他者の死の軽視が共感と連帯の裏打ちになってやしまいか?というツッコミどころは、コードの変化というよりも、ジャンルに潜在する特異性が局部的に肥大化したと考える方がいいのかもしれない。私見では、そういう罠を道尾秀介はかなり繊細に回避=批判し得ていると思うのだが)。小森氏本人があとがきでも書かれているように、論理学のおさらいから始まって、前期/後期クイーン問題、笠井潔以降の「探偵」の存在論を経由して、最終的に西尾維新の、特に『クビシメロマンチスト』への絶賛へと至ったときには半ば唖然としてしまうわけだが、それはそれとしてもちろんちゃんと筋は通っていると読めるのだけれど、がしかし、どうしても「西尾維新的なるもの」を旧世代(?!)のロジカルな本格ミステリ通がなんとか理解(評価)するために立ち上げられたロジックという感は否めないような気がしてしまう。
・死ぬほど眠いのに事務所に戻ってあれこれしてしまう。相変わらずの強行軍だったし間違いなく余計に疲労したのだけれど、でもたまに遠出をするのも気分転換にはいいな、と思った。
▲ by ATSAS | 2007-09-30 23:04 | DAYS
2007年 09月 29日

日誌

・京都へ。といっても着いたのは夕方5時過ぎですが。
・新幹線の中で、高澤秀次『吉本隆明—1945-2007』。痛烈にして極めて真っ当なる吉本批判。「ヨシモトその可能性の外延」という感じ。中上にしても江藤淳にしても、きっちりした実証に基づいて、ヤワなリスペクトを排した時に冷徹とも思える評価を述べる高澤氏の本はいつも面白い。
・山本精一「画展]@京都shin-biギャラリー。まず何といっても山本さんの絵が素晴らしい。フライヤーや何点かデータで画像を送ってもらったのを見ただけではわからなかった。容易に予想されるような奇天烈なものでは全然なく、もっと静かで強くて美しい。まさに現代の文人画。思わず一点買ってしまった。10月21日まで展示しているので関西の方は絶対行ったほうがいい(もちろんそれ以外の地域の方も行けるなら行ったほうがいい)。。f0024250_1121298.jpg
・ということで山本さんとトーク。テーマは「POP ARTと文人画」。客席がすこし淋しかったのが残念だったけど、文人画〜ポップ〜抽象〜アバンギャルド〜ノイズ〜音響、などなど、話題は時に意想外のワープを重ねつつ、あっという間に2時間以上。山本さんのユニーク過ぎる価値観とセンスに圧倒されっぱなしだった。
・終わって、山本さんに吉田屋料理店に連れて行っていただく。初めてだったのだが、噂通りの素敵な店だった。同席は現在京都在住の鈴木祥子さんと、お名前を聞きそびれたキュレイター(?)の女性。コレ持ってきてるなら先ほどのトークの時に見せてくださいよ笑と思ったけど、山本さんお気に入りの中国文人画の本などを捲りつつ、美味しい料理をつまんでビールの杯を重ねた。僕は普段はビールだけでは滅多に酔わないのだが、疲れてたのと旅先だからか、ほんの少しだけ酔ったみたい
▲ by ATSAS | 2007-09-29 23:50 | DAYS
2007年 09月 28日

日誌

・「スタジオボイス」の「絶対安全文芸時評」を脱稿し(過去最長に長くなってしまった)、同誌の音楽特集用のにせんねんもんだいに関する短いコラムを書き、原君との対談を一瞥し(編集の前田君がうまくまとめてくれたので一切直しませんでした)、慌てて出掛ける。
・原宿の某所で某ブロジェクトの為の某対談を収録。まさに異種格闘技。。
・渋谷にて『大谷能生フランス革命』のあとがき対談。大谷君は風邪をひいたらしくかなりの不調。しかもこのあとMASで岐阜の山奥までクルマでライヴに行くという。かなりツラそうだった。というわけもあってか、あんまし対談的になんなかったかも。というか最初から最後までイマイチ自分に何を求められているのか判然としなかった。けどもまあ全然愉しかったけどね。そういえば喫茶店で話してたら突然、同じ場所でインタビューを受けていたピタことピーター・レーバーグが現われたのには驚いた。昨夜、KTLのライヴがあって、すごく行きたかったのだが、SV時評の為に泣く泣く断念。「見逃したよゴメンね」と言ったら「音がデカ過ぎた」と自慢げでした笑。KTLはもうすぐラッセル・ハズウェルのORからアナログのみの3作目が出るらしい。
・大谷君から『貧しい音楽』を献呈いただく。ありがとうございます。「サインしてよ」とゆってみたら、「これからもよろしくおねがいします」と書いてくれました。いやいや、こちらこそ。
・木村覚ブレインズ「フィジカル・アート・セオリー入門」初回。急遽用意したプロジェクターを使って(木村さんご心配をおかけしてすみませんでした)、DVDで参考映像を見せつつ、ダンスのカッティング・エッジを読み解くキー概念について、木村さんならではの明哲なロジックでみっちりと二時間強。レジュメも充実していて、非常に勉強になる。ちょっと本屋で資料を探さなきゃならなかったりして途中抜けたのだが、次回までには録音を聴き直して復習しておきたい。ブレインズは講師のキャラの違いによるものか、なんとなく教室全体の醸し出す雰囲気がそれぞれに異なったりしてる気がするのが面白いのだけど、木村ブレは僕の感じでは、もっともシリアスな印象を受けた(他がマジメじゃないという意味じゃありませんよ笑)。あと個人的な知り合いの受講率が高い。例によって第二部(?)はビールを投入。最初は畏まっていたけど、暫くしたら皆さん打ち解けて談笑してました。
・あずまきよひこ『よつばと』7巻。しまうー良いね(みんなゆってると思うけど)。
▲ by ATSAS | 2007-09-28 23:53 | DAYS
2007年 09月 27日

日誌

・NHKで「BS週刊ブックレビュー」の収録。僕が紹介したのは、有田隆也『心はプログラムできるか』、桜庭一樹『桜庭一樹読書日記』、合評本は道尾秀介『ソロモンの犬』。野崎歓さんのオススメはヒネル・サレーム『父さんの銃』、角田光代さんのオススメはイーユン・リー『千年の祈り』(奇しくもトヨザキ書評講座の課題本と同じ!)。角田さんとは十年ぶりくらいでお目にかかった(まだ彼女が二冊くらいしか本を出していない時にインタビューをして、その後、『学校の青空』の文庫に解説を書かせていただいた。その文章は『ソフトアンドハード』に入れてある)。「すごい感じが変わりましたねー」と言われたのだが、そうなのかな?。どう変わったんだろう?。自分ではよくわからない笑。野崎さんとは初対面だった(まあ僕はこの番組で一緒に話す人の殆どが初対面なのだが)。「守備範囲が幅広いですねー」と言われる。それは野崎さんもですよね。ウェルベックの『素粒子』から話題のスタンダール『赤と黒』の新訳まで手掛ける翻訳家としての顔、映画評論家としての顔。それに僕は氏の文芸評論も好きで、特に辻原登の一連の小説に関する文章はいつも非常に面白い。縁あって一年に一度か二度くらい末席を汚させていただく(文字通りだよね笑)ようになったこの番組への出演も、もう何度目かになるのだが、たぶん僕は司会が藤沢周さんの時がいちばんリラックスして喋れるようで、今日も思いついたことをどしどし喋った(オンエアではどうなってるかわからないが)。終わってから藤沢さんにも「見事な喋りっぷりでしたね」と言っていただいたが、見事ではないと思うけどこれまでで一番言いたいことが言えた気が自分でもしました。
・「現代詩手帖」が届いた。中尾太一についての短いテキストを書きました。たぶん「現代詩」壇的には全然ダメなんだろうけど、自分としては結構気に入っている文章です。
・同誌に安川奈緒さんが『インランド・エンパイア』評を。わわー面白い。
▲ by ATSAS | 2007-09-27 23:56 | DAYS
2007年 09月 26日

日誌

・初台のICCで高谷史郎×坂本龍一の「LIFE」。YCAMのオープニングも観たわけだが、おそらくヴァージョン・アップしている(少なくとも映像は)。これはやはり秀抜なインスタレーションだと思う。とともにあれこれ考える。シェイプとテーマの相克について、等々。それにしても、巨大な暗室の中に吊るされた水槽を通過する、光の線条に照り映えるさまがとても美しかった。
・しかしひさしぶりに行ったICCはテクノロジーのアミューズメントパークみたくなっていた。
・畠中実ブレインズ「キュレーションの現場/批評と実践」初回。畠中君が「キュレーション」というものに対して、恐らくは長い時間をかけて醸成してきたのだろう独自の認識が、豊富な実例や実体験を交えて縦横に語られてゆく。訥々とした喋りが却って味わい深く、あらためて畠中実という存在のユニークさを再確認した。知っている人は知っていることだが、彼はその昔、ごく初期のゆらゆら帝国(出たばかりの最新アルバムは大変な傑作だ)でベースを弾いていた。それだからというわけでもないのだが、畠中君にとっては美術展をキュレートすることも、文章を書くことも、たぶん生活することも、ベースの弦を奏でるみたいな、演奏するみたいなことなんだろう。ちょっとカッコよ過ぎですか笑?。
▲ by ATSAS | 2007-09-26 23:46 | DAYS
2007年 09月 25日

日誌

・ムサビ。「音楽概論」でヤンデックことジャンデックのことを話した。あらためてMAPから出たアーウィン・チューシッドの本の該当章を読み直してたら、おそらく小田さんによるものだろう註にシカゴでライヴをやった際にはジョン・マッケンタイアらがバックを務めたとの記述。初読の時は見落としてた(のか?)。12月にジョンマケが来たら聞いてみよう。
・仲俣暁生ブレインズ「精読『極西文学論』」初回。『極西』を再読するというよりも、仲俣君があの本を書く際にどのようなことを考えていて、それ以降、そのオーダーに沿ってどんなことを考えてきたのか、考えつつあるのか、というすこぶるアクチュアルな内容になっていて、非常に刺激的だった。フランクな、だが生真面目さを失わない話しぶりも非常に良くて、受講生はリラックスしつつも充実した時間を過ごしたと思う。次回もとても楽しみ。
・恒例(?)の授業後の歓談(というか呑み会)。レクチャー自体は10時過ぎくらいに終わっていたのだが、なんとその後、深夜1時まで。授業より長い笑。でも大変面白かった。こういうのがブレインズの醍醐味なのだと思う。皆さんお疲れさまでした。
▲ by ATSAS | 2007-09-25 23:42 | DAYS
2007年 09月 24日

日誌

・祝日。関係ないけどね。
・非常にしんどい。ふたたびTBSに行って「ストリーム」。今日は秦基博と風味堂。秦はオフィス・オーガスタのDNAを総て受け継いだシンガーソングライター、風味堂はゼロ年代のシティポップスだ、云々。
・堪らなく眠いのだが、仕事。
▲ by ATSAS | 2007-09-24 23:39 | DAYS
2007年 09月 23日

日誌

・三軒茶屋のシアタートラムにて、宮沢章夫の作・演出、遊園地再生事業団公演「ニュータウン入口」。リーディング公演を観た時に、ある程度完成形を予想していたのだが(プレビュー公演は見られなかった)、結論的に言うと、期待を大きく超えた傑作に仕上がっていた。幾つもの意味で、過去数年間の宮沢さんの困難な試行の、ひとつの総決算と呼んで差し支えないのではないかとさえ思う。その「幾つもの意味」について詳述したいのだが、今はあまりにも時間がないので、追って別エントリーにて。
・ベクトルズのためのインタビュー。といっても僕は今日はメインの聞き手ではなくてオブザーバという立場。
・深夜より、月に一度のお約束。TBSラジオLife」。テーマは「先生」。もともとこのネタは森山君が四方田犬彦『先生とわたし』を読んで出して来たものだったのだが、何と言っても本日の立役者は斉藤哲也君だろう。彼には教育問題に造詣の深いジャーナリストという貌も勿論あるわけだが、むしろそれ以前に、どうして彼が教育問題に関心を抱きコミットしているのかが垣間見えるような、深い芯のある発言が多く、非常に勉強になるとともに感銘を受けた。僕はまあ、毎度のことながら、賑やかしのような発言しかしていない。
▲ by ATSAS | 2007-09-23 23:57 | DAYS
2007年 09月 22日

日誌

・アミよ、そう言われてもねーあれを企画したのも人選したのも別に俺じゃないからねー(くらもっちだからねー)でもすごく面白かったよねーもっとメンツを加えて続きをいつかまたやりたいです。(「レーベルサミット」のことです)
・吉祥寺シアターでミクニヤナイハラプロジェクト「青ノ鳥」のアフタートークに出演。矢内原美邦さん、ナビゲーターとして前田愛実さん。何を隠そう僕は大の矢内原さんファンなので(彼女が踊っているのを見ていると陶然としてしまう)、でも考えてみたら人前で話すのはこれが初めてなので、かなり楽しみにしていた。が、時間があまりにも短くて自分的にはちょっとばかり不満が残ってしまった。もっと話したいこと尋ねたい事が沢山あった。矢内原さんはいつものごとく非常に率直だし初対面の前田さんは聡明で且つ綺麗な方でとてもリラックスして出来たのだが(まあ僕はいつでもどこでもリラックスしてしまうんだけど)、もうすこしやりたかった。でもマチネの後だし夜もあるから無理だったよね。
・市ヶ谷に移動し、すでに始まっているCRJ-TOKYOのイベント「楽しい音楽」へ。法政大学がまるっきり変貌してたのと(ああ懐かしの学館大ホール!、アンノンミックスもやったんだよ!)着いたらDJの機材が一切用意されてなかったのにはかなり驚いたけど笑、でもなんだかんだでテキパキと音が出るようになって一安心。かのロックス・オフの流れを汲む法政PAの伝統はまだ生きているようだ。途中からだったけどライヴはどれも面白かった。Ryusenkei-Bodyはグリッチが凄まじ過ぎて大丈夫なの?間違ってない?と不安になるほどで、初見のあみのめはああいい感じのサイケだなと思ったらDOODLES(好き)の片割れの女の子が普段はソロや別バンドで活動してるという男の子と始めたユニットだそうで(アルバムぜひ聴きたいです)、これも初見のTETRAGRAMMATONは呪術的なドローンの中にもゼロ年代なテイストがあって人気出そうだと思った。そしてHOSEの時だけ客が一斉にフロアに座ってた(といっても盛り上がってないわけではなくて、熱心に聴いていた、と思う)。やや短めのセットながら、とてもよかった。ジェントリフィケイションと破綻の絡み合わせが心地よい。泉君は今日も頑張っていた。そしてトリの灰野敬二は圧巻の一言。途中なんかヒップホップみたいだった。サブライム。
・DJといっても僕はテキトウに持っていったCDをテキトウに流しただけ。とりあえず再生したのは、順番は忘れたけど、RENE LUSSIER、SAMLA MAMMAZ MANNA、FABRIZIO DE ANDRE、LIKE A TIM、X-LEGGED SALLY、NOAH CRESHEVSKY、LUC FERRARI、DJ KLOCK、JOE MEEK、GIUSEPPE IELASI、PIMMON、THE WATERSONS、ASTEROID DESERT SONGS、NE ZHDALI、VAN DYKE PARKS、KIM SINH、THINKING PLAGUE、ASHLEY HATCHINGS、竹村ノブカズ、といったところ。「魔法のひろば」をかけたらすごく反応がよかった。だけど今の大学生はもうほとんど竹村君の音楽を知らないみたい。
・終わって帰ろうかなと思ったら、宇波君が駅近くで早い時間に出番の終わったMASの大谷能生組が呑んでるらしいというので合流。MAS組、HOSE全員、ウチのアニー、元ヘッズのぐっちゃん、客で来ていた中原君、戸塚君、ロクちゃん等という混成部隊。ちょっとだけのつもりが終電間際になってしまった。ああ、いけない。そうそう、HOSE+HEADZ女子組の連中は、今日のライヴの前に、服部君の導きで秋葉原でトンカツを食してきたのだった。僕も参加したかったのだけど、時間的に合わず断念。非常に残念だったのだが、ところがその場に、トンカツ君という渾名のナゾの青年が現われて、服部君と丁々発止のトンカツ勝負を展開したのだという。なんだよそれ笑?
▲ by ATSAS | 2007-09-22 23:42 | DAYS
2007年 09月 21日

日誌

・僕のブレインズ「批評家養成ギブス」第一回。今日までまったく準備が出来なかったので、朝からカリキュラム、参考文献リスト、資料作りなどなど。でも、ひとに話すということは、自分自身がやっている事、考えている事を省みることでもあるので、良い機会だと思う。
・色んな方が来てくれた。これからこの二十名と、十回五ヶ月間、一緒に色々考えていく。今日の所は僕が「批評」ということをどんな風に考えているのか、一気に二時間半以上も喋った。長いね。でも楽しかった。
・その後も半分以上の方が残ってくれて、ビールを呑みつつ結局、零時前くらいまであれこれ喋った。疲れは更に極まったが、元気が出た。次回以降もよろしく。
・折角なので今日話すために作ったメモを↓に貼付けておこう。自分用の走り書きなのでよくわからないと思うけど、僕は普段こういうメモ自体まったく用意しないので非常に珍しい。

批評家養成ギブス@BRAINZ
佐々木敦

1。「批評家養成ギブスは何をするのか?/批評とは何なのか?」

●批評とは何か?
批評家とは何者か? 批評家は何をするのか? 
ライターでも評論家でもなく、批評家と名乗る理由。
映画とか音楽とかを取ってしまった理由。プロパー ジャンルの横断? むしろ通底とか貫通と言いたい
どのジャンルからも「外」にいる
アカデミシャンでもない、専門家でもない。むしろアマチュア。ロラン・バルト。
当事者性への批判 高橋源一郎

批評には必ず対象がある。何かについて
距離が存在する 自己批評だって同じ
批評には読者(受け手)がいる。受け手がその対象と出会う前か後に批評は関与する。
紹介 感想 分析 敷衍 
レビュー RE-VIEW
コラム
批評文の自律・自立 批評=作品ということについて
批評は自己表現ではない。
しかし、自己表出を避けることもできない。

●批評と対象は、どのような関係を結ぶのか?
批評と価値評定は必ずしも同じではない。
絶対評価と相対評価の違い
 シネフィル 音楽狂 目利き 量的体験と質的体験
好き嫌いを客観評価へと強弁する?
価値判断のゲーム 小林秀雄 真贋 骨董 青山二郎
ティエリー・ド・デューヴ 絵画唯名論
何がいいか?、どういいのか?
岸野雄一さんとの話
西島大介君 HOSE

良い/悪いのその先に、批評はある。
可能性の中心 視点
対象自身も気付いていない可能性 作家主義の否定 ヒッチコック

●批評をどう書くのか?
知識と情報
批評に知識は絶対条件ではないが、頭が悪くては書けない。
読んだから書く作家と、読まずに書く作家、、、
批評と研究発表は違う。
ネット、検索。外付けハードディスクのメタファー

批評も読みものである。
文章、文体は上手い方がいいし、個性的なほうがいい。
その為には他者の批評=言葉を沢山読まなければならない。

スタイル、ギミック、トリック 仕掛け

全てを書くことは出来ない 圧縮と省略と編集

ヘッズも批評。リリースも批評。喋るのも批評。
音楽は聴かせる方が手っ取り早いし、聴かないと始まらない(し終わらない)。
だが、ことばが不要なわけではない。むしろだからこそ必要。
書くことを超えて。書くことに立ち返る。

批評は定義されない。厳密な定義付け的なことと批評は違うものだから。
▲ by ATSAS | 2007-09-21 23:26 | DAYS
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