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2007年 09月 26日
・初台のICCで高谷史郎×坂本龍一の「LIFE」。YCAMのオープニングも観たわけだが、おそらくヴァージョン・アップしている(少なくとも映像は)。これはやはり秀抜なインスタレーションだと思う。とともにあれこれ考える。シェイプとテーマの相克について、等々。それにしても、巨大な暗室の中に吊るされた水槽を通過する、光の線条に照り映えるさまがとても美しかった。
・しかしひさしぶりに行ったICCはテクノロジーのアミューズメントパークみたくなっていた。 ・畠中実ブレインズ「キュレーションの現場/批評と実践」初回。畠中君が「キュレーション」というものに対して、恐らくは長い時間をかけて醸成してきたのだろう独自の認識が、豊富な実例や実体験を交えて縦横に語られてゆく。訥々とした喋りが却って味わい深く、あらためて畠中実という存在のユニークさを再確認した。知っている人は知っていることだが、彼はその昔、ごく初期のゆらゆら帝国(出たばかりの最新アルバムは大変な傑作だ)でベースを弾いていた。それだからというわけでもないのだが、畠中君にとっては美術展をキュレートすることも、文章を書くことも、たぶん生活することも、ベースの弦を奏でるみたいな、演奏するみたいなことなんだろう。ちょっとカッコよ過ぎですか笑?。
by ATSAS
| 2007-09-26 23:46
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