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2007年 09月 19日
・「スタジオボイス」次号音楽特集のために、原雅明と対談。特集のテーマは「90年代からゼロ年代の音楽」みたいなことだというので、こういうのに出るとまた陰でとやかく言われるからヤだなあとか、そもそも俺と原君で90年代を乗り越えちゃったりしていいわけなワケ笑?とか編集の前田君には抵抗したのだが、いやいやガンガン乗り越えちゃってくださいよ、みたいなノリだったので、まっいいかーと思い。しかし内容はかなりシリアスなものになりました。シリアス過ぎたくらい。音楽のジャンルやスタイル上の変遷の話題ではなく、結果的にだけど音楽シーンとマーケットの分析と批判みたいな話になりました。そしてそうなると、どうしてもあんまり明るい感じではなくなってしまう……終わってから並んで写真を撮られながら、いやーこんな風に二人して雑誌に出る時がやってくるとはねえ、などと話す。原君がヘッズを辞めてからもう6年も経っているんだ。年を取るはずだよ。
・ブレインズ森山裕之「実践的カルチャー雑誌編集者養成講座」第一回。森山先生は大量の資料(QJや「見えない雑誌」のバックナンバー、阿佐ヶ谷スパイダースのパンフなど)と缶ビールの大箱を持ってやってきた。まずその大荷物に驚く笑。初回ということで気を遣ってくれて有り難い(というか申し訳ない)。初回は森山君らしい訥々とした喋りの中にも強い説得力とユ−モアを湛えつつ、彼のこれまでの経験について多彩なエピソードまじりに話してくれた。この場でしか聞けないような㊙話も多くて、受講生は大満足だったのではないかと思う。ブレインズ第一期の講師の中で、森山君だけがレクチャー的なことをほとんどやったことがないということで、本人はかなり緊張していたようなのだが、どうしてどうして、「理想の先生」というのは彼みたいな人のことを指すのではないかと思った。 ・終わってパイプ椅子の列を崩し、森山先生を囲んで車座になってビール。ほとんどの生徒が帰らない。こういう雰囲気を一回目にして現出させるのも森山君の人徳だと思う。 ・今日は一受講生として参加していた『nu』の戸塚君がブログに感想を書いてくれている。
by ATSAS
| 2007-09-19 23:48
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