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2007年 02月 07日
先週末から足立正生監督作品『幽閉者』の公開が始まっています。大友良英さんによるサウンドトラック・アルバムも、お陰様で大変好評です。今月の23日(金)には録音と同じメンバーによるレコ発/公開記念ライヴも行なわれます。お早めのご予約を!。詳細はヘッズHPにて。
http://www.faderbyheadz.com/ 足立監督にとっては実に35年ぶりの新作ということもあり、公開に当たってトーク・イヴェントや座談会なども数多く組まれており、また各種雑誌においても記事やインタビューが沢山出ています。ちょうどこないだ買った「論座」最新号にも、平沢剛氏による足立監督のロング・インタビューが載っていました。非常に内容の濃いインタビューですので、ご一読をお薦めします。 サントラ盤のレーベルの人間であることを離れて、ひとりの観客として映画『幽閉者』に向き合った時、いろいろと考えたことはあるのですが、ここでは今はまだちょっとちゃんとした形で展開する余裕(主に時間的な)がありません。何か仕事で映画評などの依頼があれば書いてみたかもしれませんが、それも全くなかったので。まあ今回は微妙なインサイダーの立場でもあるし、というかサントラのことがなければ尚さら無関係だったのかもしれませんが(…)。 なのでこの場ではほんの少しだけ述べておくと、「幽閉者」に「テロリスト」とルビがふられている、という一点にこそ、この映画の核心が宿っていると僕は思います。それはつまり、「幽閉されて在ること」こそが「テロリズム」の本質である、ということです。テロリストが掴まって幽閉者になったということだけではなくて、閉じ込められていることがそのままテロでもある、ということなのです。その意味では、この作品が専ら日本の「文化左翼」系の方々ばかりによって論じられ語られているようであるのは、僕にはちょっと不満です。敢て政治性を身に纏う必要などまったくない、たとえばラノベ系の読者やライターの人なんかの目には、この映画がどのように映るのか知りたい気がします。だってこれって、明らかに「セカイ系」ですよ。
by ATSAS
| 2007-02-07 11:54
| MEMO
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